TOZ 君がくれた名

□第5話 旅立ち
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『究極神ツォルガルデ?』


「はい。その者が災魔を生み出す根源なのです」


ライラが語り始める。


太古の昔、ツォルガルデは世界中に災魔をばらまくように生み出し、人間、天族、生きとし生ける者すべてを滅ぼそうとしました。
そこにひとりの天族が現れました。その天族は死闘の末、ツォルガルデを封印することに成功しました。
しかし、封印は長い年月が経つにつれて弱まり。そしてついに封印が解かれてしまったのです……


『ツォルガルデが今どこにいるのかは分からないのか?』


「残念ながら私には分かりません……ですが、ツォルガルデは完全に力を取り戻してはいないようです。ツォルガルデは山のように巨大な存在であるらしいのですが、今そのような巨大な物は確認されておりません」


「私達はこれからどうすれば……」


アリーシャが不安そうに言うとロゼが


「今からそのツォルガルデを封印した天族に会いに行くのよ」


『なるほど。その天族にツォルガルデのことを聞くということか』


「そういうこと……で、アリーシャにも同行してもらいたいんだけど?」


「もちろんだ。私にも協力させてくれ。それと……ルードもついてきてくれないか?」


『いいのか?』


「あたしはいいけど……ライラとエドナは?」


「はい。よろしくお願いします」


「いいわよ」


ルード、アリーシャ、ロゼ、ライラ、エドナはすぐに旅立った。


To be continued

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