TOZ 君がくれた名
□第5話 旅立ち
1ページ/1ページ
『究極神ツォルガルデ?』
「はい。その者が災魔を生み出す根源なのです」
ライラが語り始める。
太古の昔、ツォルガルデは世界中に災魔をばらまくように生み出し、人間、天族、生きとし生ける者すべてを滅ぼそうとしました。
そこにひとりの天族が現れました。その天族は死闘の末、ツォルガルデを封印することに成功しました。
しかし、封印は長い年月が経つにつれて弱まり。そしてついに封印が解かれてしまったのです……
『ツォルガルデが今どこにいるのかは分からないのか?』
「残念ながら私には分かりません……ですが、ツォルガルデは完全に力を取り戻してはいないようです。ツォルガルデは山のように巨大な存在であるらしいのですが、今そのような巨大な物は確認されておりません」
「私達はこれからどうすれば……」
アリーシャが不安そうに言うとロゼが
「今からそのツォルガルデを封印した天族に会いに行くのよ」
『なるほど。その天族にツォルガルデのことを聞くということか』
「そういうこと……で、アリーシャにも同行してもらいたいんだけど?」
「もちろんだ。私にも協力させてくれ。それと……ルードもついてきてくれないか?」
『いいのか?』
「あたしはいいけど……ライラとエドナは?」
「はい。よろしくお願いします」
「いいわよ」
ルード、アリーシャ、ロゼ、ライラ、エドナはすぐに旅立った。
To be continued