まどマギ 希望の太陽

□第12話 絶望神
1ページ/4ページ

さやかのソウルジェムを取り戻し、ほむらの家へ着いた久人と杏子。
するとほむらが


「九十九!杏子!無事だったの?」


『ああ、なんとかな。美樹のソウルジェムもここにある』


「じゃあ早くさやかちゃんに」


久人はまどかにさやかのソウルジェムを渡し、まどかはそれをさやかの側に置く。すると、さやかは眠ったままだが息をしはじめた。


「よかった…さやか…」


杏子は安堵した。久人はマミを見て


『巴さんはもう落ち着きましたか?』


「ええ……また迷惑をかけてごめんなさい……」


『俺より東雲に言ったほうがいいんじゃないですか?』


「そうね…東雲君ほんとにごめんなさい……ひとつ間違えばあなたにまで危険があったのに止めてくれて…」


「あの時は必死でしたから……でも、もうあんなことはしないでください」


「ええ、もう大丈夫」


「う、うーん。ここは?」


「さやかちゃん!」


さやかが目を覚ました。


「あたしなにしてたんだっけ?」


『覚えてないのか?』


「うん」


久人はさやかが魔女になっていたことを話した。


「そうだったんだ…でも元に戻してくれたんでしょ?ありがとう」


『どういたし……「まさか魔女をソウルジェムに戻すなんてね」


久人が喋っている途中に聞きたくもない声が聞こえてきた。
いつの間にかキュウべえが現れていた。


『どこから湧いて出てきたてめえ……』


キュウべえに敵意をむき出しにする久人。


「やれやれ僕をゴキブリみたいに言うのはやめてくれないかな」


『てめえなんてゴキブリ以下だ。おまえの企みはもうここにいる全員に話した。鹿目も契約なんてしないだろうよ』


そう言ってまどかの方を見る。まどかは首を縦に頷く。


「やれやれ暁美ほむらはともかく九十九久人、君のようなイレギュラーに邪魔されるとはね」


『あとはワルプルギスの夜を倒せば……「残念だがおまえたちではワルプルギズの夜は倒せない」


謎の声が部屋に響いた。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ