まどマギ 希望の太陽
□第5話 警告
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『う、うーん。ここは?』
久人が目を覚ますと、見覚えのある部屋が目にはいる。
部屋にはマミ、東雲、まどか、さやかがいて、久人が目を覚ましたことに気がついたマミが
「九十九君気がついたのね」
『巴さん?そうか俺病院で倒れて……』
「承太郎さんって人があなたを運んでくれたの。でもすぐに帰ってしまったけど。九十九君、さっきはありがとう。あなたと承太郎さんが来てくれなかったら私は……死んでいたわ……」
先ほどの場面を思い出したのだろう、後半の言葉は弱々しくなっていた。
『巴さん…これでよく分かったんじゃないですか?』
「えっ?」
『魔女と戦うことの危険性です』
「そ、それは…」
『東雲は戦う力がある。でも、鹿目と美樹はそんな力はない…この二人を守りながら全力で戦うことが今までできたんですか?』
「……」
マミは黙ってしまった。
『あんたは甘く見てたんだ…魔女退治のことを…それだけじゃない二人を危険な目にあわせて……「九十九!!いい加減にしろ!!」
東雲が久人に掴みかかる。
「さっきから言いたいこと言いやがって!!君と承太郎さんが来なくたって、あの魔女は僕が倒していた!!」
『その言い方だと巴さんはすでに死んでいる状況の話だな』
「っ!?」
『東雲、おまえはその状況で冷静を保って二人を守りながら戦えたか?いや、怒り狂っていただろうな』
「……」
東雲は掴んでいた手を離す。
「マミさん、東雲君。わ、私は危険な目にあったなんて思ってないです!」
「そ、そうだって。マミさんも東雲もあたし達を守ってくれたじゃないですか!」
まどかとさやかは二人をフォローするが、マミと東雲は
「いいのよ…私が間違ってたわ」
「うん…僕も…全部九十九の言う通りだ」
『それで…だ。話があるというのは今すぐに魔女退治の見学をやめること』
「そうね、そうしましょう。魔女退治は今まで通り、私と東雲君がしましょう」
「そうですね。マミさん。鹿目、美樹、危険な目にあわせて本当にごめん」
「私も謝るわ。ごめんなさい」
頭を下げるマミと東雲。まどかとさやかは
「あ、頭を上げてください。私、気にしてませんから」
「あ、あたしも全然気にしてませんから」
そのあとすぐに解散となった。