TOV 天を照らす銀河 第3章
□第59話 友との戦い
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バウルに乗り、ザウデ不落宮に近づいてきたリョウたち
ユーリ「あれがザウデか。でかいな」
カロル「なんか指輪みたいな形だね」
リョウ『おい!あれフェローじゃねえのか?』
フェローがザウデの魔核から発射される光線を避けつつ、魔核に近づくが、巨大な魔法陣が展開されてフェローは吹き飛ばされ退散した。
ユーリ「低空で侵入しよう。フェローにゃ悪いが、今ならアレクセイの目は上向いてる」
ジュディス「フェロー……ありがとう」
そしてザウデ不落宮に上陸したリョウたち。
ユーリ「しっかし近くで見ると、いよいよでけえな」
リョウ『これが魔導器だなんて未だに信じられねえな』
パティ「きっと世界のみんなを脅すための兵装魔導器なのじゃ」
ジュディス「きっと想像を絶する力でしょうね」
カロル「ねえ、あれ!船だよ」
エステル「騎士団でしょうか?」
フレン「いえ、そんなにはやく来れるとは思えません。親衛隊でしょう」
レイヴン「ってことは、だ」
レイヴンとパティはザウデ不落宮の入口を偵察する。
レイヴン「やっぱ入口固められているわ」
パティ「フナムシみたいにぞろぞろいるのじゃ」
リタ「あれくらいなら、まとめて吹っ飛ばせそうよ?」
ユーリ「慌てんなって。そう言う派手なのはオレたちの役目じゃねえ。他に入れそうなとこがないか探そうぜ」
リョウ『あれなんかどうだ?通風孔だけど』
リョウが指をさした先に通風孔がありそこへ向かう。
ユーリ「ここからなら入れそうだな」
カロル「それならボクの出番だね!」
フレン「ここから入るつもりかい?」
ユーリ「騎士様にはちょっと相応しくないかもしれねえけどな」
カロルが通風孔を開け、リョウたちはザウデ不落宮に侵入した。