TOV 天を照らす銀河 第3章

□第56話 変わり果てた帝都
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帝都の市民街に突入したリョウたち。あらゆる建物が、巨大な植物のツタに覆われていた。

ユーリ「なんてこった。これがあの帝都なのか」

パティ「ひどいのじゃ……」

カロル「植物が巨大化してる……エアルの暴走のせいだね」

リタ「すごい濃度……まともに食らったら一巻の終わりよ」

リョウ『俺たちが生きてるのは宙の戒典のおかげか』

ユーリ「ああ、みんな離れるなよ。……」

ユーリはそう言いながらじっと一点を見つめている。

リョウ『ユーリ、どうした?』

ユーリ「ん?いやなんでもねえよ。行こうぜ。エステルが待ってる」

ユーリは歩き出した。

リタ「?」

レイヴン「あの坂の先は下町があった。やっこさんの住んでた、ね」

リョウ『植物で覆いつくされてるな……』

リタ「……」
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