TOV 天を照らす銀河 第3章

□第54話 帝都を受け入れる街
1ページ/3ページ

流氷を渡り、リョウたちはハルルに着いた。

ユーリ「……えらくごった返してんな」

レイヴン「帝都から逃げてきた連中よ。キレイな身なりしてんでしょ?」

リタ「今んとこ、ここの結界は異常なさそう」

カロル「……はあ……はあ」

リョウ『カロル、大丈夫か?』

ジュディスがカロルの額に手を当てると

ジュディス「すごい熱。無理してたのね」

リョウ『宿屋でカロルを休ませようぜ』


宿屋


帝国の計らいでタダで部屋を借りることができた。
カロルを休ませ、リョウたちは話し合うことにした。

ジュディス「あの避難民……帝都は大変な状況のようね」

リョウ『アレクセイの野郎いったいなにをするつもりだ?』

パティ「アレクセイは絶対、許せんのじゃ……」

リタ「アレクセイなんてどうでもいい。……エステルよ。あたしはエステルを助けたい」

ジュディス「そうね。でもそのためにはアレクセイを何とかしないと。それにこのままじゃ無策すぎるわ」

レイヴン「どのみちカロルが回復するまでは動けないんだし、今のうちに情報集めてくるといいんでない?
おっさんとリョウ君で面倒見るから行っといで」

リョウ『……そうだな。カロルのことは任せろ』

ユーリ「分かった。頼む」

ユーリたちは部屋から出ていった。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ