TOV 天を照らす銀河 第3章
□第50話 帰還
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神殿の外に出たリョウ達はヘラクレスがいない事に気づく
リタ「ヘラクレスがいない!?」
リョウ『ダミュ……レイヴンの言った通り、ザーフィアスに向かったんだろう』
???「ユ、ユーリ・ローウェル!?なぜここにいる!?それにフレン殿も!?」
ユーリ「ルブラン!?それにデコとボコもか」
アデコール「デコと言うなであ〜る!」
ボッコス「ボコじゃないのだ!」
ルブラン「ばかも〜ん!そんなこと言ってる場合か!ちょうどよかった、フレン殿、我らがシュヴァーン隊長を見ませんでしたかな?
単身、騎士団長閣下と共に行動されたきり、まるで連絡がつかんのです」
フレン「……」
ユーリ「アレクセイは帝都に向かった。ヘラクレスでな」
ルブラン「なんと、入れ違いか!?それでシュヴァーン隊長は……」
カロル「レ……シュヴァーンはボク達を助けてくれたんだ」
ルブラン「おお、そうか!で、今はヘラクレスか?」
ジュディス「……神殿の中よ。一番奥」
ドオオオオン
神殿内から轟音が響く
アデコール「え……?」
ボッコス「ちょ……お……」
ルブラン「……まさか、おい、そうなのか、そんな!どういうことなんです。フレン殿答えてください、フレン殿!!」
リタ「アレクセイのせいであたしたち死にそうになったのよ!それを助けてくれたのが、あんたらのシュヴァーンよ!」
フレン「あの人は……本当の騎士だった」
ユーリ「アレクセイは帝国にも内緒でなんかヤバいことをしようとしているらしい。俺達はそれを止めに行く。だから、あんたらは邪魔しないでくれ」
ルブラン「……そんな……なにが……どうして……」
パティ「早くしないとヘラクレスに逃げられるのじゃ」
ジュディス「急ぎましょう。バウルを呼ぶわ」
リョウ〖アレクセイ……てめぇだけは……俺がぶった斬る!!〗
リョウは声にこそ出さなかったが、心の中は怒りで燃えていた。