TOGf 守護の双刃

□第3話 再会
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ファクトは情報屋から得た情報をもとにストラタの遺跡を目指して砂漠を進んでいた。


『肝心の遺跡の場所を聞くのを忘れていたな…ユ・リベルテでまた情報を集めるか…にしてもやはり暑いな』


極寒の国であるフェンデル出身のファクトは寒さには強いのだが、暑さは苦手である。ふと、故郷のアンマルチアの里のことを思い出す。


〖そういえば…パスカルは元気にしているだろうか?どうせあの散らかった部屋で風呂にも入らずフーリエさんを困らしているんだろうな……ってなにを考えているんだ俺は…もう帰らないと決めたはずだ!というよりあそこに俺の居場所はない…ないんだ〗


そんなことを考えていると、ファクトの頭上に巨大な影が現れた。


『なんだ…!?』


ファクトが見上げると、そこには巨大な魔物が大きな口を開けていた。


〖こいつはロックガガン!食われる!〗


そう思ったのも束の間、ファクトはロックガガンに飲み込まれた。
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