鬼滅の刃 義手の屍
□第5話 那田蜘蛛山へ
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夜 蝶屋敷 螺旋の部屋
カリカリカリ
螺旋は自分の部屋で新しい義手の設計図を書いていた。
螺旋『そうだな・・・・あとはここをこうして・・・・こうで・・・・できた!』
設計図が完成した螺旋は大きく背伸びをする。
螺旋『よし、さっそく作るか。材料は天海のおっちゃんの店で買った・・・・』
螺旋はふと、この前の天海の言葉を思い出した。
嫁さんも見つけなきゃな〜
生涯独身よりいいと思うぞ〜
螺旋(結婚なんて考えたことなかったな。今までそれどころじゃなかったし、そもそも相手がいない・・・・)
ふと、しのぶの顔が螺旋の頭に浮かんだ。
螺旋(な、なんで、しのぶさんの顔が?あ、あの人は柱だぞ、オレなんかが・・・・でも、かわいい・・・・)
しのぶ「螺旋さん?」
螺旋『うおっ!』
突然、部屋の襖の向こうからしのぶの声が聞こえた。
しのぶ「どうしました?大きな声を出して?」
螺旋『な、なんでもないですよ。どうしたんですか?』
しのぶ「任務です。那田蜘蛛山へ向かわなければなりません」
螺旋『わ、わかりました。すぐ行きます』