TOV 天を照らす銀河 第2章
□第40話 背徳の館
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リョウ達は背徳の館に辿り着いた。
リョウ『着いたのはいいけど、すごい警備だな』
ユーリ「何かもめてるぜ」
館の前で、ゴーシュとドロワットが門番と話している。
ドロワット「通してっていってるでしょ〜」
ゴーシュ「あのドンが来ているんだ。お前達と話してる暇はない」
海凶の爪A「あんた達は魔狩りの剣が竜使いを狙ってるってネタを探りに行ったはずだろ?」
ゴーシュ「テムザ山へ向かう前にドンがここに向かったという情報を得た」
ドロワット「そんなの知ったらほっとけないでしょ」
ユーリ「魔狩りの剣がジュディを狙ってるだと?」
ゴーシュとドロワット、何人かのギルド員が館に入り、警備が少なくなった。
レイヴン「ラッキー♪警備が減ったぜ」
リョウ『俺らも行こう……ん?』
リタ「どうしたのよリョウ?」
リョウ『この殺気……まさか……』
近くの草むらから目つきの悪い男が現れた。
リョウ『ダフィエル……』
リタ「こんなところで出くわすなんて……」
パティ「誰なのじゃ?」
レイヴン「誰?」
ユーリ「リョウの命を狙ってる野郎だ」
ダフィエル「リョウ・ゲキショウ……こんなところにいるとはな。
私もあの館に用があるのだが、その前に貴様を殺そう」
ダフィエルは刀を抜く
リョウ『なんだと……ここは俺がこいつを食い止める!みんなは早くドンのところへ行ってくれ!』
リタ「あんたまた……そんなことできるわけないでしょ!」
エステル「そうです。危険です!」
リョウ『今は時間が惜しい、分かってくれ!』
レイヴン「確かにリョウ君の言う通りね」
ユーリ「みんな行くぞ」
リタ「ちょっとユーリ!ああもう……」
エステル「リョウ。すぐに戻ってきますから!」
パティ「死んだら承知しないのじゃ」
ユーリ達は館へ向かった。