TOV 天を照らす銀河 第2章

□第37話 暴政
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砂漠を超えて、マンタイクに戻ってきたリョウ達

リタ「やっと帰ってきた。砂漠はもうこりごりだわ……」

リョウ『そうだな……ん?』

リョウは馬車を見つける。その近くには住人がおり、騎士団が取り囲んでいた。そのなかには

リタ「キュモール……!」

レイヴン「急いてはことを仕損じるよ」

パティ「ここは慎重に様子見なのじゃ」

キュモール「ほらほら、早く乗りな」

街人「私達ががいないと子供達は…!」

キュモール「翼のある巨大な魔物を殺して死骸を持ってくれば、お金はやるよ。
そうしたら、子供共々楽な生活が送れるんだよ」

カロル「翼のある巨大な魔物ってフェローのことだよね」

リョウ『捕まえてどうするつもりなんだ?』

エステル「わたしがなんとかしないと…」

パティ「今は行かない方がいいと思うのじゃ」

ユーリ「あのバカ、お姫様の言うことも聞きゃしねえしな

エステル「じゃあ、どうするんです?」

ユーリ「カロル、耳貸せ」

カロルはユーリの話を聞く。

カロル「ええっ?できるけど……分かった。危なかったら助けてよ?」

カロルは片手にレンチを持ち、騎士団の方に向かう。
しばらくすると、騎士団の馬車の車輪が外れた。

キュモール「馬車を準備したのは誰!?早く馬車を直せ!」

リョウ『なるほどそういうことか』

カロルがリョウ達のもとへ戻ってきた。

ユーリ「お疲れさん」

カロル「ふーっ…ドキドキもんだったよ」

リタ「でも、これって、ただの時間稼ぎじゃない」

ジュディス「これが限度ね。私達には」

リョウ『とりあえず、宿屋に隠れた方がいいな』

リョウ達は宿屋に向かった。
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