TOV 天を照らす銀河 第2章
□第36話 ヨームゲン
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リョウ『ん……ここは?』
リョウが目を覚ますと、見たことのない部屋だった。
リョウ『宿屋かここ?でも俺は砂漠でぶっ倒れて……』
とりあえずリョウは部屋を出ると、リタとカロルを見つけた。
リタ「リョウ!」
カロル「リョウも目が覚めたんだね!」
リョウ『おう。ここはどこだ?さっきまで砂漠にいたはずなのに……』
リタ「あたしも分からないわ」
カロル「とりあえず、ユーリ達を探そうよ」
3人は宿屋を出る。外にはユーリ、エステル、ジュディス、パティがいた。
リョウ『みんな!無事だったのか!あれ?レイヴンとラピードは?』
ジュディス「ここがどこか調べてくれているわ」
リタ「結界がない。変な街ね……」
カロル「砂漠の巨山部は無人地帯だって聞いたことがあるんだけどな」
レイヴンとラピードが戻ってきた。
リョウ『レイヴン、なにか分かったか?』
レイヴン「どうやらここがヨームゲンって街らしいぜ」
ユーリ「ヨームゲンってあの幽霊船の日記にあった街か?」
エステル「え、ここが?」
カロル「澄明の刻晶が必要っていう街?」
リョウ『結界がないからなこの街』
パティ「だから魔物を退ける方法を探しておったのじゃな」
レイヴン「でも、あれは千年も前の話でしょ」
ユーリ「ああ。それに結界なしで暮らしてるなんて妙だ」
ジュディス「街の人に澄明の刻晶の箱を見せて、話を聞いてみてはどう?」
エステル「そうですね。フェローについても何か聞けるかも知れません」