TOV 天を照らす銀河 第2章

□第36話 ヨームゲン
1ページ/4ページ

リョウ『ん……ここは?』

リョウが目を覚ますと、見たことのない部屋だった。

リョウ『宿屋かここ?でも俺は砂漠でぶっ倒れて……』

とりあえずリョウは部屋を出ると、リタとカロルを見つけた。

リタ「リョウ!」

カロル「リョウも目が覚めたんだね!」

リョウ『おう。ここはどこだ?さっきまで砂漠にいたはずなのに……』

リタ「あたしも分からないわ」

カロル「とりあえず、ユーリ達を探そうよ」

3人は宿屋を出る。外にはユーリ、エステル、ジュディス、パティがいた。

リョウ『みんな!無事だったのか!あれ?レイヴンとラピードは?』

ジュディス「ここがどこか調べてくれているわ」

リタ「結界がない。変な街ね……」

カロル「砂漠の巨山部は無人地帯だって聞いたことがあるんだけどな」

レイヴンとラピードが戻ってきた。

リョウ『レイヴン、なにか分かったか?』

レイヴン「どうやらここがヨームゲンって街らしいぜ」

ユーリ「ヨームゲンってあの幽霊船の日記にあった街か?」

エステル「え、ここが?」

カロル「澄明の刻晶が必要っていう街?」

リョウ『結界がないからなこの街』

パティ「だから魔物を退ける方法を探しておったのじゃな」

レイヴン「でも、あれは千年も前の話でしょ」

ユーリ「ああ。それに結界なしで暮らしてるなんて妙だ」

ジュディス「街の人に澄明の刻晶の箱を見せて、話を聞いてみてはどう?」

エステル「そうですね。フェローについても何か聞けるかも知れません」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ