TOV 天を照らす銀河 第2章

□第32話 闘技場の罠
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ラーギィの依頼を受けたユーリは闘技大会の受付へ行き。
リョウ達は観客席へ向かった。

リョウ『モグモグ……がんふぁれ〜ゆーりひぃ〜(がんばれ〜ユーリ〜)』

ポップコーンを食べながらリョウは声援を送る。

カロル「リョウ……いつの間にポップコーンを買ったの?」

リョウ『少し時間があったからな。食べる?』

カロル「あ、うん。ありがと……」

カロルは呆れながらも少しポップコーンを貰う。

レイヴン「おっさんにもちょうだい」

リョウ『おう!』

リタ「緊張感ないわね……」

ジュディス「みんなユーリを信じてるのよ」

エステル「はい!」



闘技大会が始まり、ユーリは1回戦、2回戦を難なく突破する。

リョウ『モグモグ……ふぎかへばふぁんふぃおんふぉふぁいけふか(次勝てばチャンピオンと対決か)』

カロル「まだ食べてる……」

レイヴン「おっさんにもちょうだい」

リョウ『おう!』

カロル「さっきも見たよ!このやりとり!」

そしてユーリは3回戦も突破し、予選を勝ち抜いた。

カロル「ついにチャンピオンか……どんな人だろ?」

リョウ『モグモグ……ひんひくむひむひじぇはすくるひいおほほがろ(筋肉ムキムキで暑苦しい男だろ)』

カロル「ずっと食べてるよねリョウ……」

リングアナ「さあ、ここでチャンピオンの登場だ。フレン・シーフォ!」

現れたチャンピオンは、騎士の鎧をまとった金髪の青年。フレンだった。

リョウ『ブフウウウーーーーーーー』

リョウは驚きのあまり口に含んでいたポップコーン(だったもの)を吹き出し、カロルの顔にかけてしまった。

カロル「ひどいよ……リョウ……」

リョウ『ゴホッゴホッ、どういうことだこりゃ?』

カロル「ねえ、無視?無視なのリョウ?」

エステル「ど、どうしてフレンが?」

レイヴン「どうやら、はめられたっぽい?」

ジュディス「そう考えるのが普通ね」

リタ「どうすんのよ?」

カロル「え……みんな無視?ボクのこと見えてる?」

みんなカロルになるべく関わらないようにしている。

?「ユーリ……ローウェル!!」

突然、上空から叫び声が聞こえて、何者かが舞台に乱入してきた。
以前、船の上で戦ったザギである。
ザギが左腕を上げると、異様なものがついていた。

リョウ『あれは……魔導器!あんな使い方しやがって』

ジュディス「あの魔導器……」

ジュディスは舞台へ駆けていく。

エステル「あ、ジュディス!」

リョウ達もあとを追う。

カロル「ちょ、ちょっと待ってよ」

カロルも顔をタオルで拭き、遅れて追う。
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