TOV 天を照らす銀河 第2章

□第25話 不穏な動き
1ページ/3ページ

新興都市 ヘリオード



リョウとリタはヘリオードへ到着し、この前暴走した魔導器の点検をしている。


「特に問題はなさそうね」


『そうだな』


点検が終わりリョウが。


『今日はここの宿で一泊するか?』


「そうね……あれ?」


リタはなにかを見つけたようだ。


『どうした?』


「ちょっとリョウ、隠れて」


ふたりは物影へ隠れる

しばらくして何人かの騎士が魔導器をどこかに運んでいく様子が見えた。


【一体何をして……「おい!そこのふたり」


突然、後ろから騎士に声をかけられた。


「何をコソコソしている?」


『俺たちは怪しい者では……「ちょっと!あの魔導器をどうするつもり?」


リタは騎士に詰め寄る。

リョウはその時、なんとかごまかせそうだったのに……。と思ったが時すでに遅し


「お前たちあの魔導器を見たのか!?少し騎士団本部まで来てもらおうか」


そう言って騎士はリタの腕を掴む。


「ちょっと!はなし……『オラァッ!!』

バキッ


「ぐふっ」


騎士がリタの腕を掴んだ瞬間、リョウの鉄拳が騎士の兜に叩き込まれた。
リョウはドスの利いた声で

『きたねぇ手でリタに触んじゃねえよ……』


「ひ、ひぃぃ」


殴られた騎士は逃げて行った。

『大丈夫かリタ?』


「う、うん。ありがと//////」


『あ……結局魔導器のこと……』


「こっちから騎士団本部へ直接聞き出しにいきましょう」


『そうするか』


ふたりは騎士団本部へ向かう。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ