TOV 天を照らす銀河 第2章
□第24話 告白の後
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リタがリョウに告白して一夜が明けた。リタは目を覚まし、ボーっとしていた。
(昨日のことは夢じゃないわよね…リョウもあたしのことが好きって言ったこと…)
しばらくの間リタは考えていたが、居ても立っても居られなくなりリョウの部屋へ行く。
「リョウ!」
勢いよく部屋の扉を開けると、起きてストレッチをしているリョウがいた。リョウはリタに気付き
『どうした?リタ?』
「ねえ、あ、あたしのことす、好き?」
顔を赤らめながらリタは言う。
『ど、どうしたんだよ急に?あたりまえだろ』
リョウも顔を赤くして言う。
「よ、よかった。夢じゃなかったのね」
リタはホッとした。
〖夢?ああ、なるほど…そうだ!〗
リョウはあることを思いつきリタに近づく
「え、なに?」
『リタ、好きだ』
「え……んんっ」
リョウはリタにキスをする。少しして唇をはなすと
『夢じゃなかっただろ?』
「いきなりびっくりするじゃない……」
リタは顔をさらに赤くして小さな声で言った。
『嫌だったか?』
「……うれしかった」
リタはリョウに抱きつく。