TOV 天を照らす銀河 第2章

□第24話 告白の後
1ページ/2ページ

リタがリョウに告白して一夜が明けた。リタは目を覚まし、ボーっとしていた。


(昨日のことは夢じゃないわよね…リョウもあたしのことが好きって言ったこと…)


しばらくの間リタは考えていたが、居ても立っても居られなくなりリョウの部屋へ行く。


「リョウ!」


勢いよく部屋の扉を開けると、起きてストレッチをしているリョウがいた。リョウはリタに気付き


『どうした?リタ?』


「ねえ、あ、あたしのことす、好き?」


顔を赤らめながらリタは言う。


『ど、どうしたんだよ急に?あたりまえだろ』


リョウも顔を赤くして言う。


「よ、よかった。夢じゃなかったのね」


リタはホッとした。


〖夢?ああ、なるほど…そうだ!〗


リョウはあることを思いつきリタに近づく


「え、なに?」


『リタ、好きだ』


「え……んんっ」


リョウはリタにキスをする。少しして唇をはなすと


『夢じゃなかっただろ?』


「いきなりびっくりするじゃない……」


リタは顔をさらに赤くして小さな声で言った。


『嫌だったか?』


「……うれしかった」


リタはリョウに抱きつく。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ