TOGf 守護の双刃
□第3話 再会
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なんで小屋が?
入ってみましょう
ファクトが仮眠をとっていると、小屋の外から小さいが声が聞こえてきた。
〖誰か来る…〗
ファクトは目を開け立ち上がり、扉の方を見る。扉が開くと白を基調とした服の青年、紫色のツインテールの少女、赤い髪の少女、そして髭を生やした年齢が40ぐらいの男が小屋に入って来た。
「先客がいたみたいだな」
髭を生やした男がファクトを見て言う。
『あんたらも砂漠を歩いていてロックガガンに食われた、ってところか?』
「も、ってことはあなたも?」
次は白い服の青年が問いかけてきた。
『ああ、そうだ。そして小屋を見つけて休憩していたところだ』
「じゃあ、この小屋は誰が?」
今度は赤い髪の少女が問いかけてきた。
『さあな、誰かが残した記録日誌はあるが』
ファクトは観察日誌を髭の男に渡す。
「ふむ、なるほど…寄生虫のせいで暴れているのか…ロックガガンを救ってほしい、とも書いてあるな」
『さて、俺は出口を探すか…』
ファクトは小屋から出ようと扉へ向かうが、ツインテールの少女に手首を掴まれた。
『……なんだ?』
「ねえ、一緒にロックガガンを助けよう?」
『断る。俺は先を急いでいるんだ。害虫駆除はあんたらが勝手にやればいいだろ。俺はひとりで出口を探す』
ファクトはそう冷たく答えて再び扉に向かう。すると、突然扉が開き、先端が赤の白髪の女性が入って来た。
「ゴメ〜ンみんな、ちょっと面白いものがあって……ってあれ?きみどこかで……」
『おまえは……』
互いの顔を見るファクトと女性
「ファクト?」
『パス、カル?』
「やっぱりファクトだ〜会いたかったよ〜」
突然ファクトに抱きつくパスカル
『/////バ、バカ離れろパスカル!/////』
パスカルを離そうとするが、離れない。離そうとするが、離れないを何度か繰り返してやっと落ち着いたパスカルはファクトから離れた。
「この人、パスカルの知り合いなの?」
赤髪の少女がパスカルに聞く
「うん。幼馴染。でも会ったのは4年ぶりぐらいかな」
「じゃあ、パスカルからこの人にお願いして、ロックガガンを助けるのを手伝って、って」
「なんかよくわかんないけど、ソフィの頼みなら断れないな〜というわけで手伝ってファクト」
『断る。たとえおまえの頼みであってもだ』
「え〜そんなあ……あれ?そういえば昔、ファクトに発明品壊されたような…」
『うっ!そ、それは…』
「しかも1回だけじゃなく2、3回は壊されたような…あれ結構苦労したんだよね〜」
チラチラとファクトを見るパスカル。ついにファクトは観念して
『分かった…手伝うからもうそれは水に流してくれ』
「さすがファクト。優しい〜」
〖まあいい、さっさと片づけて出口を探そう…まさかこんなところで再会するとはな……〗
そのあと、軽く自己紹介をし、白い服の青年のアスベル、ツインテールの少女のソフィ、赤髪の少女のシェリア、髭の男のマリク、幼馴染のパスカル、そしてファクトの6人でロックガガン体内の害虫駆除をすることになった。
To be continued