進撃の世界(長編)
□第4.5話
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「さて…」
書類の整理でもするか…
いや、その前に掃除か
…何にしても、まだまだやる事がたくさんある。
『♪〜♪〜♪〜』
考え事をしていたら、お風呂場から歌が聞こえてきた。
それは優しい歌声で、聴いていてとても落ち着く歌声だった。
「………」
俺はそっと目を閉じ、歌が終わるまで聴いていた。
ずっと聴いていたい、そう思わせるほど、その歌声は心地よかった。
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歌が終わったので、作業を開始する。
作業をしてから、結構な時間が経った。
だが、あいつはなかなか出てこない。
何をやっているのだろうか…
その時、ガチャッと扉が開いた。
ようやく出てきた…。
「随分長かっ…………」
そこまで言いかけ、目を見開き固まってしまった。
『あ…えと…色々手間取っちゃって…』
ハンジから渡された服をサクラに渡したわけだが…
胸だけがきつかったのか、胸元を開けており、谷間が露わになっていた。
『…リヴァイ…さん?』
「…………」
だが、腕やウエストの部分は余裕があるようだ…。
『リヴァイさん?』
そう言いながら、サクラは俺の顔を覗き込んできた。