*紅鬼蝶
□ジャンプは時々 土曜に出るから気を付けろ
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『スキヤキ〜スキヤキ〜』
フンフンと機嫌よく、鼻歌を歌いながら ソファーに腰をかけ、テレビをつける
『それにしても、兄貴達遅いなー
アイツら私を差し置いて二人でスキヤキでも食べてんじゃねぇだろ
うな』
テレビに映る時計を見ながら、そんな思考が ふと浮かぶ
だってあれから1時間。
スーパーだって そんな遠くないし…
それに、肉を最後に食べたのはいつだろう
スキヤキだって そう味わえるものじゃない
『アイツら、もし喰ってたら』
兄貴と新八が、楽しそうに肉を頬張る…
考えるだけで、イラついてきた
バキッ
何かが壊れる音が聞こえ、手を見ると テレビのリモコンが見るに耐えない姿になっていた
『あっ、やっちゃった…』
テヘペロ☆
なんてやっても、可愛くないのは十分承知である
「俺は、美里のテヘペロが見てみたい」
『あぁーそう?
それはどう……』
違和感に気づき後ろを見る
私以外誰もいないはずなのに
声がが聞こえるとゆう事は幽…
『……お前かよォォォォ!!』
そこに立っていた人物に向かって
殴り飛ばす
そいつは、口から血が吹き出る
『なんで、人ん家に勝手に上がりこんでんだ!
それに、何平然と登場してる訳!?
あと二話で出してやるから待ってろよ!!』
「テヘペロ」
そう言って奴は、下を出しながら頭をコツンと叩く。
私はまた、奴をぶっ飛ばす
可愛いくねぇよ!全く許せねェ
よ!!
『それで、ヅラは何しに来た訳?』
手をパンパン叩きながら奴に問いかける
奴は、ムクッと起き上がり
口に付いた血をふく
「フッ
美里 場所を変えて話そう」
奴は、そう言って私の手を掴む
そして、私を無理矢理外に連れ出した