*空回りの運命線
□ミツバ姉
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すぐさま総悟は刀を抜いた
『総悟。攻撃しちゃだめ』
総悟は、その言葉に驚いた様にコチラを向く
そんな総悟に合図する様に、ミツバ姉のお墓をチロッと見た
すると、分かった様に刀を腰に戻した
「あれれー?
どうしたのかな?」
ゲヘヘと笑いながら、私達の顔をベロを出しながら見る
「怖くて手も出ねぇのかよ!
なっさけねぇな!」
「全くだぜ!
なぁ?オイ」
その瞬間、頭に激しい激痛がはしった
私は、グラッと倒れる
「紅!!
てめぇら」
倒れこんだ私を見て、総悟は男達を睨んだ
「おうおう
どうしたのかな?」
総悟を無視し、倒れた私の髪を
引っ張る
「おい!何とか言えよ!!」
そう言って思いっきり、頭を地面に叩きつけた
私は、うっすら空いた目に映ったのは男の背後で光る刀
『だめ…総悟。』