*空回りの運命線

□爆弾にはご注意を
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「よーし、いきやすぜ」

そう言って総悟は、バズーカをかまえた
爆弾でもバズーカも一緒じゃね?という銀ちゃんの案があり、私達は空き地に集まったわけだ



「ハイ、チーズ」

総悟の合図と共に、バスーカはコチラに飛んでくる
大きな爆発音と共に地面が弾け飛ぶ、コレで生きてる私達の生命力は凄いと思う


「成功アルカ!?」
砂埃が舞、目に砂が入り前が見えない。
だから、成功か失敗かも分からない。目をゴシゴシこすって確認しようとした時


「あー…」
銀ちゃんや皆の低い声が聞こえる。
間違いない失敗だ。
目の砂も取れ、確認する やはり私は土方のままだ


「バスーカでもダメですかい」
呆れた様子で、私に近づき私の頭に乗った砂を払う

「はぁ…容姿が土方とは紅も気の毒に」


『あぁ?総悟それはどうゆうことだ』

「そのまんまの意味」

『んだとォォ!?』

土方…まぁ、他から見れば私が総悟の胸ぐらを掴む図になるが 土方は顔に血管を浮かばせながら総悟を睨みつける


「まぁまぁ、落ち着いてください
そんな喧嘩しても、なんの解決にもなりませんよ?
今はどうやったら、二人が元どうりになるのかを最優先して考えるべきです」

新八君は そう言うと土方は総悟の胸ぐらから手を離した



「ねぇ。銀ちゃん
私そろそろ飽きてきたアル
あと、もうすぐで再放送始まる時間ヨ」

「あぁー。そうだったな
この話は、また明日

もう夕方だし、俺達帰るわー」

背中を向け立ち去ろうとする銀ちゃん。それを土方は止めた


『おい。どこ行く気だ?
こっちは、客として来てんだ
それでも、万事屋か?』

「おぉー万事屋だ
それに、口の悪い客は好きじゃないんでね」
そう言って、掴まれた手を振り払うと空き地から出てってしまった


「あぁ!皆さんすいません!!
帰ったら叩いとくんで!」
新八君も、後を追って空き地から出て行った
なんか少しさみしい気がした。
銀ちゃんは、いつも助けてくれるのに…甘えすぎだよね

なんて思っていると土方が口をひらいた

『あんな奴に頼む事自体間違ってたんだ
俺達は、真選組だ。自分達の失敗は自分で拭う。…帰るぞ』

「自分達って何 人になすりつけてんだよ
全部テメーが悪いんだろ」

ボソリと呟く。
すると、土方はまだ怒鳴り声をあげて私の頭を殴った
脳細胞が10個ほど死んだ気がする。まぁいいか!土方のだし


「おい!紅
置いて行きやすぜ?」

空き地の入り口の方で総悟がそう呼びかけた
私は、待ってくれている総悟と土方の方へと走りよった
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