ハイキュー夢
□第2話
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「整列!!」
ピィーーーーー!
「「「『シャァッス!!』」」」
いよいよ試合が始まった。
最初のポジションは俺がライト日向がレフト、泉がセッター、関向と他1年が後衛という形でのスタートだ。
北一がサーブを打つ。
ボールは関向に。だが、やはりバレーをしたことがなかったため、取れなかった。
関「わ、悪りぃ!翔陽、名前!」
翔「大丈夫!次頑張ろう!」
『気にするな。始まったばかりだから。』
俺と翔陽は関向を励ます。
またボールが来る。関向はなんとか取って泉に繋いだ。
泉「いけぇ〜翔ちゃぁ〜ん!!」
翔陽が"飛ぶ"。その瞬間、会場が息をのんだ。誰かが 飛んだ と言った気がした。
ーーーしかし
ズドッ
翔陽のアタックは、ブロックに捕まってしまった。
翔陽は呆然と立ち尽くしている。
『‥‥‥‥‥翔陽‥‥‥‥‥』
その後も翔陽は何度も飛んだ。しかし、やはりブロックに捕まってしまう。
『(このままじゃ翔陽が‥‥‥)』
俺は決意をした。次は俺が打つと。
『‥‥翔陽、ちょっといいか?』
俺は翔陽を呼んだ。そして、
『‥‥‥‥翔陽。次、俺が飛んでいいか?』
翔「!!」
『本当はお前に飛ばせたい。でも、このまま捕まったままじゃ、翔陽がキツいと思って‥‥‥‥‥。頼む。飛ばせてくれ。』
俺は意を決し、翔陽に頭を下げた。
長い沈黙が続いた。周りは俺達をみて、固まっていた。
翔「‥‥‥‥‥‥‥分かった。」
『!!』
顔を上げて翔陽の目をみて、まだ大丈夫だとった。
翔「だが!!」
『!!』
翔「名前がキツくなたったら、次はオレが飛ぶ!!」
そう言って翔陽はニシシと笑った。
俺も驚いていたが、翔陽につられ、ニコっと微笑んだ。
翔「頼むぞ!名前!!」
『……………おぅ!』
さぁ、反撃開始だ。