*夢*
□第2章
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「俺は火影になるって言っただろ?
だから大丈夫だ。」
「やだよ!!兄貴行かないで!!」
彼がどこかに行ってしまう気がした。
任務ではない、ほかのどこかへ。
必死に止めた。
でも彼は笑顔でこちらに手を振ると
太陽に照らされながら行ってしまった。
任務ではなく、ほかの、どこかへ……
彼が帰ってくることはなかった。
彼女はひたすら泣いた
照りつける太陽が憎かった
揺れ動く陽炎は彼女を嘲笑った
第2章 大切なもの
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