カップリング小説

□泣き虫ヘソンとヤンキーエリック@
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冬の厳しいサムサモ終わり、
ぽかぽかと暖かい季節がきた

(ああ、気持ちい風…)
気持ちまで暖かくなるような感覚が好きでたまらない

ずっとずっと待ちわびた季節

そう、春

お花見でもできたらいいなあ…
そんなことを考えていると聞き覚えのある声が後ろから聞こえた

「へそんあー!!!!!!」

あぁやっぱりそうだ、

この声の主はエリック
俺の2つ上の高校の先輩だ

「あ、おはよう…です…」

つい言葉につまってしまう

その理由は
この先輩がみるからにヤンキーだからだ

正直すごく怖い…

耳にはたくさんのピアス
だるっと着崩された服装
片手には火のついたタバコ
そして整いすぎた顔つき

いや…最後のは関係ない…かな?

「なんだよ…」
さきほどまではすごく上機嫌だったエリックがいきなり顔つきを変え
不機嫌そうな声で唸る

俺…なんかしたかな?!ど、どうしよう…泣きそう…

「あ、あの俺そのなにか…あのしましたか…??」

「それ…それだよ」

なるべくエリックの機嫌を損ねないよう
丁寧な口調で言ったのだが…
あれ…??
まだ怒って…

どうしよう、涙が…
止まれ!!

「お前…」

「は、はいっ」


「それだよ!け.い.ご!!! 敬語なんてやめろよ!!」

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