過去の妄想
□あなたが風邪をひいたら?〜淳さん編〜
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【あなたが風邪をひいたら?】
〜淳くん編〜
風邪をひいた。
熱はまだあるけど、動けない程ではない。
飲み物を買いに行って来たと淳くんに報告したら怒られてしまった。
そして今、淳くんのお説教タイムが目の前で始まろうとしている。
淳『なんで風邪ひいてるのに出掛けたりするの?』
私『ごめん…』
淳『メールくれれば、すぐ来るし買い物だってしてくるよ?』
私『ごめん…』
淳『俺がどんな思いで…!!』
ギュッと抱きしめられる。
ちょっぴり汗の匂いがする。
走って来てくれたんだろうな…。
私『淳くん…風邪うつっちゃうよ?』
淳『いいよ。うつして…こんなに心配する位なら一緒に寝込んでた方がマシだよ!!』
何だか申し訳ない気持ちと淳くんの優しさに涙がこぼれそうになる。
淳『泣くなよー。もっといじめたくなるでしょ?』
淳くんがニヤリと笑う。
私『淳くん…好き』
淳『///!!あーもう!』
淳くんはまたさらに強く抱きしめてくる。
淳『本当だったら、今すぐ押し倒してお仕置きしたいとこだけど、今日はガマンする』
ドキッとするような眼差しで真っ直ぐ見つめられて顔が見れない!!
淳『風邪が治ったら覚悟しとけよ?』
もう…どんだけかっこいいの///
その後、私は眠りについて朝を迎えた。
ふと、目を覚ますと窓際で淳くんは本を読んでいる。
カラコンを外したからか、眼鏡をかけている。
その横顔はうっとりする程、キレイだ。
起きた私に気づいた淳くんは私に近づき、そっとおでこをくっつける。
淳『うん!熱下がったね!誰のおかげ?』
私『淳くんです///』
淳『だよねーwwじゃぁ、約束どおりお仕置きタイムね!』
返事をする間もなく、私は淳くんに押し倒された。
淳『もう、心配かけんなよ…』
そう言って熱いキスをくれた。
〜おわり〜