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□※台風の次の日
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side M





昨日とは違う真っ青な空になんとなく気分も良くて、











プレーヤーの曲も明るめな曲をえらんで自転車に乗る。










いつもは憂鬱になる通いなれた道も、










ペダルを踏む足がなんとなく軽い。










地面には昨日の台風で飛ばされたであろう葉っぱや木の枝がたくさんおちていて、










そのうえを走るたびにぱきぱきと乾いた音がする。










耳から聞えてくる音楽に身を任せつつ、自転車をこぎ続けて約20分










校門への坂道を登ろうとすると、前に見慣れた後姿が目にはいった。










高鳴る胸を押さえて、声をかける。










「おはよー栄口!」













(せめて教室までは、一緒に。)
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