短編

□「歌姫が戦士であったとき」
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消え逝く意識の中




見えたのは少女の涙。








泣かないでと伸ばした手は、見えないガラスに阻まれた。






躯が、熱い。




燃えているからだ。







少しずつ、僕は焼け死んで行くんだ。








『歌姫が戦士であったとき』


後半―崩壊の夢―










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