秘密のお部屋

□平行世界の剣銃
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「待っ、て…つば…んむぅ…」

影護での一室、ベッドに押し倒されたクリスは、上から翼が覆い被さる形で押さえ付けられていた。
言おうにも、相手の唇によって強制的に閉ざされる。

「…クリスは、オレのこと嫌い?」
「き、嫌いじゃ…ないよ?むしろ…その…」
「へへっ…そっか」

クリスの恥ずかしげにする姿が可愛いのか、はたまた次に告げられる言葉をわかってか、翼は嬉しそうに微笑んだ。
再度キスを交わすと、翼はクリスの制服を脱がしにかかる。
下着が露(あらわ)になると顔をより一層赤く染めるクリスだが、隠そうとはしない。
これも全て大好きな翼だからこそ受け入れる事が許されている。

「(うわ…近くで見ると、やっぱりデカいな)」

そう思いながらホックを外すと、服の上からでもわかっていたクリスの胸の大きさが、更に翼を興奮させた。

「あ、あんまり見ないで…恥ずかしいよ…」
「オレしか見ないんだから、もっと見せてくれたっていいだろ?」
「ふあッ…」

片方の胸には手を、もう片方には柔らかな乳房を口で堪能する。
吸い付いたり舐めたりして、クリスの反応を確める。
顔を背け、声を抑えようと自らの手で口を覆うも、漏れ聞こえる愛しい人の声。

「れろ…」
「んぅッ…ぁ、つば、さ…」
「ん?」
「ぎゅって、して…?」
「ッ、わかったよ」

一瞬、理性が飛びそうになるも堪える。
ここで目茶苦茶にしては可哀想だ。
翼は言われた通りクリスを片手で抱き締めて、首元に顔を埋める。
胸を弄っていた反対の手は、クリスの制服のスカートへ。
それに気付いたクリスは震えながら翼に抱きつく。

「…ッ」
「…嫌なら言ってくれ」
「翼……ひぅッ」

下着のクロッチ部分に触れた途端、クリスがビクンッと跳ねる。
既に秘部は熱を持ち、ヌメリを出していた。
続けて翼はクリスの首元に埋めていた顔を少し上げ、耳たぶを優しく唇で啄(ついば)む。
時折聞こえる至近距離での水音と下着の上から指で秘部を弄られ、クリスの喘ぎは止まらなくなっていた。

「はッ…ゃ…あ、あッ…ぁんッ…!」
「クリス……クリス…!」

擦る動きは激しさを増し、時折指の腹から軽く爪を立てたりして更に刺激を与える。
やがてそれが頂点に達した時、クリスは大きくのけ反りながら痙攣した。
じわり…と下着に染みが作られていくのを指で感じとった翼は、嬉しくて堪らなかった。
自分の手で、クリスのハジメテを手に入れたのだと。
だが本当の意味でのハジメテはこれ以上無理だと判断し、ゆっくりと上体を起こした。

「…ぁ……ぁ……ッ」

身体の火照りが治まらないクリスは空(くう)を見つめる。

「大丈夫か?」
「……ばか…」
「なッ、バカはないだろバカは」
「ばか……翼のばか…」

それから暫くの間、恥ずかしさからクリスは翼から距離を開ける事になるのは、また別の話。




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