秘密のお部屋

□お日様と陽だまり
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薄暗い部屋で二つの影が蠢く。
時刻は深夜。
誰もが寝静まっている中、この部屋だけは違った。

「、み……く…」
「ぁ……ひ、びき…」

ベッドが軋む。
布団の音に紛れて、僅かに人肌が擦れる音も聞こえる。

「んッ!」
「ぁぁッ…」

熱い吐息が一層強く、短く吐き出される。
少し遅れて、上にいた影が自らの下にいた影に覆い被さった。

「はぁ……はぁ……」
「ッ…ひびき…おもぃ…」
「あ…ご、ごめん…」

すぐに横たわる少女…未来の上から退き、響は隣へ移動した。
すると響の首に腕を回した未来は引き寄せ、唇を重ねた。

「ん、むぅ…」
「んちゅ…」

響も拒む事なく、更に深く求める。
その際、響の片手が未来の背を這うとゾクッとした何とも言えない高揚を未来は感じた。
それを響は感じとると、そのまま手を下げていく。
背中から柔らかいお尻を伝って前へ、そして指でそっと陰毛を掻き分ける。

「ッッッ!!」

ビクンッと一際大きく未来の身体が跳ね上がった。
一度達したばかりの敏感な身体。
更に言えば、さっきまで愛しい人と重なり合っていた箇所…クリトリスを指で攻められる。

「未来…気持ちいい?」
「ぃ、ぁッ…まっ、て…!いま、イッ…」

先程の感度が抜けないまま、再度沸き上がってくる"それ"。
短いスパンで行われる響の行動に、未来は耐えられるわけもなく。

「いいよ…イって」

耳元で囁かれた甘い声に震え…

「ふあッ、ぁぁッ…!」

ビクビクと痙攣を繰り返す。
必死に耐えるように、目の前の響を力いっぱい抱き締める。




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