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□愛すべき髑髏
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『うっわぁ、すごい雨・・・
やっぱ降っちゃったね』
「呑気に言ってられるか
・・・ここじゃないとこ、探すしか無いな」
オレと龍信兄ちゃんの2人で、ショッピングに出かけてた。
予想降雨量が20%未満だったから、大丈夫だと思って、傘持って来なかったのに。
午後から、大雨。
『最悪〜!』
雨に濡れて、髪とか服が体に張り付く。
隣の龍信兄ちゃんも、びしょびしょ。
『・・・?
何してるの?』
「近くのホテル探してた」
『ふぅん・・・・・・
え・・・それって・・・////』
「・・・ナオ、そっちのホテルじゃないぞ・・・」
『し、知ってるよ、そのくらいっ』
「ナオがそっちのホテル行きたいならいいぞ、別に」
『いりませんーー!
早く探してよ!』
「はいはい」
少しして、龍信兄ちゃんがケータイを閉じた。
「こっちだ、行くぞ」
『うん、』
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