甘恋
□Melting kiss
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『あ、光政だ!
おはよ!』
「ん、ナオ。おはよ」
学校に行く途中だった光政は、よく知っている男の娘に声をかけられ、立ち止まった。
『あれ、今から?
・・・今もう、11時だけど』
「あぁ・・・朝、寝坊しちまってよ
ナオは、何してんだ?」
『オレぇ?
オレは今日、開校記念日で学校休みだから。
ちょっと遊んでから学校の部活行こうと思ってて』
「そっか
あ、鳳仙来ねぇ?」
『え?いいの?』
「いいだろ、お前鈴蘭でも武装でも無ぇんだから」
『うん、じゃあ、少しだけ』
2人は、並んで学校まで歩き始めた。
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