終焉ノ部屋
□innocent
1ページ/1ページ
―――闇。
僕は暗いところが嫌いだ。何れ程広いかも分からない空間に独りでいるような…虚無の世界。
背中に地面の感触、前に広がるとてつもなく広い空間。
無気力に投げ出した右手はただ宙をさ迷うだけ。
…届かないよ、もう。
僕はどうしようもなく涙を溢す。
―――光…?
まるで一筋の光のようだった。
頭にポフッと手が置かれ、僕はゆっくり目を開ける。
「大丈夫A弥?うなされてたよ」
「分かんない…」
僕は両目を擦りながら応える。
何でだろ、思い出そうとすると頭が痛い。
今だ泣いている僕を、C太は覆い被さるようにして抱き締める。
「ふっ…ぅええ…」
「大丈夫だよ」
耳元でいつもより少し低い声が囁く。
僕はより一層強く抱き締められる。
僕への負担を考慮してくれたのか、C太はその体勢のままベッドに転がる。
「今日はもうこのまま寝ようか」
「うん…」
「おやすみ、A弥」
僕は、C太の服をキュッと掴んで朝まで離さなかった。
---------------
書いてる途中眠すぎてケータイ落とした…
ちゅーすらしてないし…
せめてちゅーくらいはいれようかな…?
なくても十分良いと思いますがね(o\o)
ありがとうございましたー♪