終焉ノ部屋
□虚弱かな…?
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今日はいつもの4人で合宿の日。部活じゃないから顧問もいないけど、一応同好会だからということで皆集まった。
貸し切りバスなんて使えないから、D音の家の車で宿泊所まで行くことになっていた。
…でも、僕は乗り物弱いから途中のSAで…言わないよ…。
トイレから出てきた僕を、C太は不安げな顔で見つめている。
「大丈夫、A弥?」
「ちょっと…風に当たってくるよ…」
「俺もついていこうか?」
「大丈夫…」
*****
あれは100%大丈夫じゃないでしょ。
幼馴染みの俺ならなんだって分かるから…。
コンビニで酔い止めと水を買い、一人風に当たっているA弥へと走る。
「今日薬飲むの忘れてたでしょ…?」
A弥はフェンスに乗せた腕に顔を埋める。
図星か…
「ほら、買ってきたから」
「要らない…」
全く…しょうがないなぁ。
俺は薬を口に入れ、水を含み、そのままA弥の口へ移した。
「ッ!?」
ついでにちょっとイタズラして、舌を絡ませる。
「んんっ…は…ちょっ、C太ぁ…////」
涙目+上目遣いとか卑怯…
「今のはA弥が悪い。」
二人の時間を楽しんでたら
…B子が来た。
「あたし達ずっと待ってるんだけど!二人とも公衆の面前で堂々と、ちょっとは自重しなさいよ!」
「まぁまぁいいじゃないですか。さぁB子ちゃん、私達も…フフフ」
「ちょっD音目がガチなんだけど!?」
「では、私達は先に車に戻ってますね」
…ふと気付くと、さっきの状況を二人に見られていたことが余程恥ずかしいのか、A弥が俺の胸に顔を埋めていた。
耳まで真っ赤になってる…
本当はこのまま抱き締めたいところだけど、お楽しみは後に取っておこう。
俺はA弥の手を引き、車へと戻った。
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これは虚弱なのかな…?
何にせよA弥可愛いです。
ありがとうございました♪