終焉ノ部屋

□虚弱かな…?
1ページ/1ページ



今日はいつもの4人で合宿の日。部活じゃないから顧問もいないけど、一応同好会だからということで皆集まった。
貸し切りバスなんて使えないから、D音の家の車で宿泊所まで行くことになっていた。

…でも、僕は乗り物弱いから途中のSAで…言わないよ…。

トイレから出てきた僕を、C太は不安げな顔で見つめている。

「大丈夫、A弥?」
「ちょっと…風に当たってくるよ…」
「俺もついていこうか?」
「大丈夫…」


*****
あれは100%大丈夫じゃないでしょ。
幼馴染みの俺ならなんだって分かるから…。


コンビニで酔い止めと水を買い、一人風に当たっているA弥へと走る。

「今日薬飲むの忘れてたでしょ…?」
A弥はフェンスに乗せた腕に顔を埋める。

図星か…

「ほら、買ってきたから」
「要らない…」

全く…しょうがないなぁ。

俺は薬を口に入れ、水を含み、そのままA弥の口へ移した。

「ッ!?」

ついでにちょっとイタズラして、舌を絡ませる。

「んんっ…は…ちょっ、C太ぁ…////」

涙目+上目遣いとか卑怯…

「今のはA弥が悪い。」

二人の時間を楽しんでたら
…B子が来た。

「あたし達ずっと待ってるんだけど!二人とも公衆の面前で堂々と、ちょっとは自重しなさいよ!」
「まぁまぁいいじゃないですか。さぁB子ちゃん、私達も…フフフ」
「ちょっD音目がガチなんだけど!?」
「では、私達は先に車に戻ってますね」



…ふと気付くと、さっきの状況を二人に見られていたことが余程恥ずかしいのか、A弥が俺の胸に顔を埋めていた。

耳まで真っ赤になってる…
本当はこのまま抱き締めたいところだけど、お楽しみは後に取っておこう。

俺はA弥の手を引き、車へと戻った。



-------------
これは虚弱なのかな…?
何にせよA弥可愛いです。

ありがとうございました♪



[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ