No.107

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「なぁ…コノハ」
「んー」
「キス…して…?」

どうしたんだろ、まさかシンタローがこんなコトを言い出すなんて…
しかも、僕のが背が高いから若干上目遣いだし。
ふふっ、可愛い。

「いいよー?」
僕は微笑んで返した。



「あ、ゃ…コノハ、今日エイプリルフール…」
「エイプリルフールってなぁに?」
「エイプリルフールってのは、その…嘘ついてもいい日、みたいな…」
「じゃあさっきのは嘘なの…?」

僕の恋人だけどちょっと遣るせないよ?
『仕置きが必要だな』
僕の頭の中で、もう一人の僕の声がする…

―ふッ


*****
コノハ…?
何だ、一瞬コノハの目が赤く―(ダンッ

!?
俺が考えるより一足先に、コノハが俺を壁に押し付けた。

「…ふっ…ぅ…ちょ…、ゃめ…コノ……ハ」
思考が回らない俺は唇を奪われる。

「覚悟は出来てるよな…?」
そういうとコノハは部屋の鍵を閉めた。


『シンタローがいけないんだよ?嘘でも僕を煽るから。』


「やめてあげない」


*****
何が起きたんだ?コノハがコノハじゃないみたいな…

そんなコトを考えている間もコノハは止まらない。…舌まで入れてきた。

「コ……ノハ…も………やぁ……」

―ふッ

…また…?

******
『後は自分でやれ』
また僕の頭の中で声がする。

涙目になってるシンタローを見て、僕は理性が抑えられるわけもなく…


僕はシンタローの服に手をかけた。


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