No.107
□筋肉痛。
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昨日はホントに疲れた…。遊園地で一日中動き回るなんて、ずっと家に引きこもってるやつにとっては地獄だ。アジトに戻り、俺はソファにもたれた。
「…ン…タロ…ー」
ん?
「シンタロー」
「ん…あと5分…っうぇ!?」
顔を上げると、コノハの顔があった。
「おはよ」
「ああ、はよ。にしても、あれ?ここってコノハの部屋だよな?」
「うん、シンタローがソファのトコで寝てたから、風邪引いちゃいけないと思って運んできた。」
なんだ、そういうコトか。でもやっぱコイツって…
…力持ちだよな…
「そんなこと無いよー、シンタローが軽いだけ」
失礼な、人をモヤシみたいに…って
「!?」
「?」
驚く俺の顔を見下ろすコノハ。
コイツ、エスパーかよ…
「いや、シンタロー声に出して何か言ってたから…」
マジデスカ…
いや、なにやってんだ俺
「…っとぉ、そろそろ起きるか…」
俺が立ち上がろうとした、最悪のタイミングで…
…キドが入ってきた。
「おーい、メシ出来たぞー…「あッ…!!」
説明しよう!
今キドの目にはこんな光景がうつっているのだ↓
・俺が驚いて跳ねのけたせいで乱れた布団
・筋肉痛のせいで腰を押さえている俺(若干涙目)
・俺の上に覆い被さるような体勢のコノハ
・動いたせいで片方肩からずり落ちている俺のタンクトップ
+さっきの俺の変な声…
「あぁ…わりぃ、邪魔したな…」
「キドさん!?あなたが考えてるようなことは断じてしてないよ!?」
「コノシンキターーー!!」
「うわぁ腐女子キター」
「しかし、どうしようか…今日はこれからマリーの家に行こうと思ってたんだが…」
ほぇ?マリーの家!?
無理無理無理無理!!
俺は必死に首を振った。
「あ…じゃあ、僕が抱くよ」
「は!?」
「えっ!!何ソレ私達が家に行ってる間に二人はお楽しみタイムってこと!?見たい!!」
「おいそこの腐ぉれす子、ワクワクしてんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「あ…えと、僕がお姫様抱っこして連れて行くって意味だよ?」
「うんうん、そうだよな…ってえええええ!?」
「キド、私すぐ準備してくる!!」
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終わりww
電車の中まで抱っこされっぱなしなのかな?
ご想像にお任せしますww
続き出来た→