薄桜鬼 現パロ
□帰宅
1ページ/6ページ
居酒屋を出て自宅までの道のりをみんなで歩いている。
「千鶴、大丈夫?」
少し酔ったのか、フラフラしている千鶴を気にしながら歩く。
「大丈夫だよ!ねぇ、なまえちゃんのお部屋に遊びに行ってもいい?」
ああ、そんな笑顔で聞かれたら断りにくいじゃない。
「ごめん千鶴。私もう少し飲みたいから、上に寄ってから部屋に戻るわ。」
上とは、私の会社が入っているビルの上層階にあるバーラウンジだ。
ちょくちょく一人で飲みに行っている私のお気に入りの場所だ。
そのビルはオフィスエリアと居住エリアに分かれており、私の住む部屋もそこにある。
家賃は高いが会社が少し負担してくれている。それでも普通のマンションよりは高い出費だけど。
でも通勤ラッシュがないから痴漢にも遭わないし、ギリギリまで寝てられるし、セキュリティも万全だし、何をするにも便利な場所にあるし。
少しくらい高くても文句は言えない。
ちなみに千鶴、平助、沖田さん、斎藤さんも住んでいる。