薄桜鬼 現パロ
□食事
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「「「「「乾杯!」」」」」
書類の修正も終わり、近くの居酒屋にてビールで乾杯。
「うまっ!やっぱりこれ!金曜日はビールだよね。」
「あはは、なまえちゃん相変わらず良い飲みっぷりだね。」
「自分へのご褒美ですからね。」
一口目をぐいぐい飲んでしまうのは私だけじゃないはず。
仕事から解放されて大好きなビールを与えられれば、誰だってそうなるよね。
「今日はすまなかった。あんたたちが手伝ってくれたおかげで期日までに間に合いそうだ。」
斎藤さんが千鶴と私に向かってお礼を言ってくれた。
今日の朝礼で取引先とのプレゼンの日にちが変更になったことを伝えられた斎藤さん、沖田さん、平助。
予定よりかなり早くなってしまい、なんとか部長に掛け合ってもらったが取引先の会社の都合で無理とのこと。
文句を言っても仕方がないので大急ぎで資料を作ることになり、自分の仕事が落ち着いていた千鶴と私が手伝うことになった。
「そういえばなまえちゃん予定があったんだよね?」
「なにっ?それは本当にすまなかった。」
「マジかよ。ごめんななまえ。」
残業をしているときは文句タラタラだったが、申し訳なさそうな顔をしている三人を見て、心が狭い自分に反省する。
「仕事なので仕方ないですよ。」
「二人とも本当にありがとう。」
三人から感謝の言葉を伝えられ、今日はお礼にご馳走してくれるらしいので、たまには金曜日に残業も悪くないなと思う。
単純だな私。
「なまえちゃんって今日デートって言ってたよね?彼氏さん大丈夫だったの?」
千鶴が心配の言葉を口にするとなぜか男性陣の顔色が変わった。
え?なにこの空気。