こじゆうリクエスト U

□癒しのキミ*
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Side.Haruna






「ただーいま〜 」




「優ちゃんおかえり 」







お仕事から帰った陽菜の旦那さんを
玄関までお出迎え





「陽菜ただいま。ん。」




おかえりってもう一度いって
優ちゃんにキス


同棲してた頃から変わらない
玄関でのギューとチューの日課



「んー陽菜の匂い… 」


優ちゃんは陽菜の首元に顔を寄せて
クンクン匂いを嗅いでくる


「優ちゃんなぁに〜?
くすぐったいよ 」


「んー? やっぱ陽菜だ。
すっごい落ち着く…」



「優ちゃんどーかした? 」




なんだか今日の優ちゃんは元気がない


いつもだったらもっと
デレデレしてるし、うるさいはず
なのに今日は大人しいし、
陽菜の存在を確かめるみたいにしてくる




「んーん。なんとなーく 」



そう言った優ちゃんは
少し眉毛を下げてクシャっと笑った




やっぱりなにかしらあったんだと思う






「今夜は魚介をクリームと煮込んで
スープパスタにしたよ。」



「本当だ、いい匂いする。」




リビングでジャケットを脱いで
ネクタイを緩めながら話す優ちゃん



あ、今のカッコイイ…




「ご飯先にする?先お風呂がいい?」



「んー…陽菜ごめん。
すごい美味しそうな匂いだけど、
俺ちょっと今日はいいや。」




優ちゃんがご飯いらないって
言うなんて珍しい


それにやっぱり元気ない



お仕事で何かあったのかな?





「そっか。スープねかせられるし
大丈夫。じゃあお風呂できてるから」



「ん。ごめんな陽菜…」



「むぅ〜なんで謝る?
ご飯なら平気だからお風呂入って」



優ちゃんはありがとって言うと
お風呂に向かった




やっぱり優ちゃん元気ない…



よし!
陽菜が優ちゃんを癒してあげよっと。
大人しい優ちゃんなんて
優ちゃんらしくないもんね!






陽菜はスープの仕上げをして
ねかせることにした


そして、優ちゃんの着替えを
脱衣所に持って行く





「優ちゃん?
ここに置いとくからね 」



「あぁ、うん。ありがと…」



「ねぇ、背中洗おっか?」



「えっ、うん。
…じゃあお願いしよっかな 」



ガラッとお風呂のドアをあける


ちょうど身体を洗ってたみたいで
優ちゃんからスポンジを受け取る




「久しぶりだね、
陽菜に背中洗ってもらうの 」



「そーだね〜。
痒いところはないですか〜?」



「ないでーす 」



たわいもない会話をしながら
優ちゃんの背中を洗った




「じゃあ陽菜戻るね 」



「陽菜も入ればいいのに 」



「一緒に入りたかった?」



少し甘ったるい声で問いかけると
優ちゃんは少し動揺を見せた



「え、う、うん、まぁ…
せっかくだしさ。」




「んーでも陽菜は後でいいや。
優ちゃんゆっくりね♪ 」





優ちゃんはちょっと残念そうに
してたけど、チュッてしてあげたら
あのデレっとした笑顔になったから
だいじょうぶなのかな?

あ、それに優ちゃんとお風呂入ると
陽菜逆上せちゃうから…ね?







優ちゃんの背中洗ってあげたし、
他に陽菜なにりに優ちゃんを癒す
ためいろいろ考えることにした







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