境界の彼方:完結

□ショッキングピンク
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「プッククククク〜〜〜」

放課後の屋上で空士は笑い転げている
その理由は何故か?
答えは簡単‥秋人、博臣、美月、栗山さん、愛ちゃんの5人が歌い、踊りをしたからだ
そこまでなら凄いなと感心した‥けど
最後の「攻撃役」を決めず、再びくっさい妖夢の果汁を浴びたからだ!

空士は幻術で身を隠し強固に作った結界で難を逃れた

「はぁ〜〜…笑った……プッ…力つきる前に倒すか……はあ!!」

三叉槍で床を叩くと周りの気温が下がったその後…

バキィン!バキィン!バキィン!バキィン!

四本の氷柱が屋上の床から飛び出し果実型妖夢を貫いた
貫かれた妖夢は弾けて妖夢石となった
これで美月に付いた「とても臭く取れない悪臭」から解放されるだろう

その事を報告しようと妖夢石を広いシャワー室に向かった

何故秋人達が妖夢の前でダンスをする羽目になったのか?それは一週間前に遡る

ーーーー一週間前

空士は野球の練習に汗を流していて
球を捕手に目掛けて投げる、ボールを受け取りまた投げる
それを繰り返してると屋上に誰かが上がるのを見た
背格好や制服の色から栗山さんだと思う

恐らく果実型妖夢の討伐に向かったのだろう
前日にニノさんが被害に合われたようだ
「あれはあたしが倒すから手を出さないでよ!」と協力を申し出たのだがアッサリ返された
仕方ないからくっさい臭いを幻術でごまかしてあげることにした

するとーーードバアアァァ!!

(あぁ…栗山さんも失敗したのか…)

驚きではなく同情とまた隠さないといけないのかと精神的な疲労感でこの後の練習に集中できず、先輩たちから怒られた
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