境界の彼方:完結
□カーマイン
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「自分で買いに行ったらいいじゃないか美月、・・・!・・ちょっと出てくるよ」
何かを感じた秋人は席を立った
「選考作業を私達に丸投げするつもりかしら?」
美月は秋人をにらんだ
「調教されに行くのか?ドMか?」
「そうじゃない。放課後には埋め合わせはするから、って言うか調教されに行かないし!ドMでもない!」
「はいはい」
秋人の突っ込みを聞き流しながらガンバレと手を振る
「・・・そう言えば俺と美月が二人っきりになるなんて珍しいよな?」
「そうね便所飯の秋人を好きな空士と
二人っきりなんて何の意図があるのかしら?」
若干饒舌な口が毒しか吐かないことに
寒気がした
「おまえの口から毒しか吐けないのか?」
「あら、誉めてくれてありがとう」
「誉めてねぇよ!」