境界の彼方:完結

□カーマイン
6ページ/10ページ

「自分で買いに行ったらいいじゃないか美月、・・・!・・ちょっと出てくるよ」

何かを感じた秋人は席を立った

「選考作業を私達に丸投げするつもりかしら?」

美月は秋人をにらんだ

「調教されに行くのか?ドMか?」

「そうじゃない。放課後には埋め合わせはするから、って言うか調教されに行かないし!ドMでもない!」

「はいはい」

秋人の突っ込みを聞き流しながらガンバレと手を振る


「・・・そう言えば俺と美月が二人っきりになるなんて珍しいよな?」

「そうね便所飯の秋人を好きな空士と
二人っきりなんて何の意図があるのかしら?」

若干饒舌な口が毒しか吐かないことに
寒気がした

「おまえの口から毒しか吐けないのか?」

「あら、誉めてくれてありがとう」

「誉めてねぇよ!」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ