長めの妄想中

□異世界人〜第二話〜
1ページ/1ページ







異世界人〜第二話〜













(ふゥ…先生の話長い〜

年寄りはこれだから…!

早く屋上いかないと)


たんたんたんっ…


ガチャッ…




「おーーーい。


…………ん?


お…おおおーーーーい!」



屋上に、人の気配がしない。


そう、ルフィくんは屋上に行っていなかったのだ!



「……家に……帰ったのかな?

あのゴムの人…


私も帰るか…はァ…あの人のおかげで

だいぶ疲れた〜」


ナナは教室に戻り自分の荷物を持って

学校をあとにした。

学校をでると、なにやら人だかりができていた。


(なんだろ…あの人だかり…

まっいいか!明日から夏休み〜♪)


「肉ゥ〜〜に〜く〜〜ゥ〜〜」


「………」


「どっかにねェのか〜?」


「……!!!ゴ…!?」


野次馬A「なに〜?あの人〜」

野次馬B「麦わらに草履とか…どこの時代〜?」

野次馬C「肉って…何あれ〜」



「ちょ!ちょっと…!すみません!」

「に〜〜く〜〜ゥ〜〜」

「ちょっと!ゴム人間!!!

あんたなんで屋上にいないのよ!」


「あ!…変な女!」

「変な女じゃない!私はナナ!」


「屋上なんてわかんねェぞ〜」


野次馬A[え?あれ彼氏〜?」

野次馬B「うっそ〜ダサ〜」

野次馬C「ゴム人間って…何あれ〜」


「!!…ちょ!

ちょっと!こっち来て!!」

「なんだよ〜」


―――――


「ふゥ…ここなら大丈夫」

「腹へった〜〜」

「ちょっと!あなたの名前は?

ていうか、どこからきたの!?

ていうかていうか、何で腕が伸びんの!!?」


「腹減った〜〜〜」


「もう!!……私のお弁当あげるよ…」


「いいのか!?」

「どうぞ…」

ガツガツッ…!!

「早っ」

「足んねェ〜〜!!!!」


「うっそ!もう食べたん!?

……でもごめん…私も今お金なくって…」


「まァ、ちょっそは膨れたからいいや」


「んで!?あなた、何者!?」


「ん?おれはルフィ、海賊王になる男だ」


「海賊王…?ルフィ…?……外人?」

(え?こいつ…海賊?

…あのパイレーツONカリビアンみたいな?)


「ゾロもナミもウソップもサンジもチョッパーもどこに
いっちまったんだ?」



「友達…?海賊ごっこ!?」

「ごっこ〜?

馬鹿にしてんのか?」



「え…いや…だって、時代が違うもん…!!

おかしいよ!いきなりきて…

朝は…助けてくれたし、感謝してる…

でも、いきなりわけわかんない人に

お弁当食べさせて、海賊とか言って…

戸惑ってんの!!

そんな…急に怒った口調で話すのやめてよ!」


「ごめん…………。


おめェ…


弁当食いたかったのに…」



「ちがう!!!!」

「ん?」

「そこじゃない!!」

「そうなのか〜」

「はァ…別に馬鹿にしてないよ。

ただ、海賊なんて聞きなれないから」


「何言ってんだ?

今は大海賊時代だろ?」


「え?今は平成よ。

…平和の…時代」

「………?」

「あなた…どっかの…?

昔の時代から?……でも大海賊時代なんて

聞いたことない……。


異世界……。

あなた…ルフィは異世界から飛んできた人…?」


「いせかい〜〜?」


「それならトラックが分からないのも…

学校を知らないのも…わかる」


「なんだ?いせかいって」

「ん〜〜…時空のゆがみ?

なんだろう…電波が混ざって…

うんたらかんたら……」


「……」

「わ…!わかった?」

「不思議な世界ってことか」

「わかってないでしょ」

「いや、不思議な世界で昔遊んだなァ」

「遊べないし!

も〜まァいいや。

とりあえず、ルフィのいた世界に戻れるよう

考えよう」

「ん?」

「えっと、友達とまた会えるように考えよう」


「おお!!またゾロやナミやウソップ、サンジにチョッパー!

みんなに会えんのか?」

「た…ぶん!!」

「絶対会いてェ!」

「うん…努力する!

とりあえず家に行こう」


「お前…ありがとな!!」

「ナナさん感謝します。とか言いなさいよ」


「ナナの家はどっちだ!!?」


「無視!?

てか、また飛ぶの!?」


「早くしろよ〜」


「あの…森を抜けて…赤い屋根のとこ」


「わかった!よし、こいこい」

「え〜むり…こわい」


ガシッ!


「いいいいいい」


びょーーーーん…


またもや、自慢のゴムゴムの能力をいかして

ナナの家に向かうのであった。


ひゅん…!!


「きゃああああああああ!!!!!!」













〜第二話終了〜

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ