長めの妄想中

□異世界人〜第一話〜
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これはまだ修業前のモンキー・D・ルフィが
現代にトリップをするお話です。







異世界人〜第一話〜



「やばいやばい!!遅刻する〜!!!!」


はい!この子!

遅刻しそうなこの女の子!


高校2年生のぴっちぴちな女の子!


この子と、ルフィくんが出会います。


お楽しみあれ〜〜。




(だァァ〜〜〜!!


まずいまずい!本当に遅刻する!


明日からビバ☆夏休み!なのに〜…!!


この森超えるなんてめんどくせェ〜!

早く工事しろよ…!!)


「はァはァ…!!普通の道路作ってよ…!!

はァ…!はァ…」



はい、そうです。

この子は森の奥に住んでいまして、ここを

抜けなければ高校へは辿りつけませんでした。


※チャリ通です。


ガサガサッ!!


ブォォォオン!!


「え…!!?トラック!!?」


居眠り運転のトラックが突っ込んできました。


やばい!どうなる!?



(もう、だめ)



「うおォォォ!ここどこだァ〜!!?」


「え…!?


あ!!…あぶない!!!!」



「ん?……!!」


ガシィィ!!!!



「ふぎぎっ……!!」


ギュルルルル…!!!!


ルル……ル……


「と…とまった……?」

「うっはー!なんだー?これ?牛か?」



「だだ!大丈夫か!!?君たちー!!!!」


「おう!オッサン!危ねェな〜」


「ホッ…いや〜驚いた!本当にすまんね!


じゃあ!急いでるから!すまんすまん!!

もう居眠り運転しないようにするさ!」


バタン!!


ブォォォ…


プップー!



「なんだ〜?

眠っちまったのか」


「ななな…なに?

トラック…止めたの?」


「ん?おう!!トラックっていう牛なのか?」


「は?なに言ってんの?」

「それよりよ〜おれの乗ってた船知らねェか?」


「……船!?え!?この近くに海なんてないよ?」


「嘘言うなよ〜!おれ、メリーの近くで遊んでて、
穴に落っこちたらこんなとこについてたぞ?

だから、近くにあるはずだ!」


「だから海が近くにないんだって!

森しかないでしょ?」


「…………」

「…………」


「本当だ!!ないぞーー!!!!?」


「さっきから言ってんじゃん!!!


は…!やばい!学校!!


………自転車…壊れてる…」


「ん?どうした?」

「私、行かなきゃいけないところにコレで行きたかったの」


「いけばいいじゃねェか」


「壊れてんのよ!!!」


「そうなのか!

じゃあおれが飛んでやるよ!

どっちだ?」


「…は?飛ぶ?……あの建物?」


「よし!じゃあおれに捕まれ!」

「は!!無理!そんな…!恥ずかしいし!」


「なんだよォ〜!めんどくせェな〜」


ガシッ


「ぎゃあ!」


びょーーーーーん!!!!!



「……う!うで!?のび…………!!!!!?」



びゅんっ!!!



「…ふ……ぎゃああああ!!!!!!!」



ドンッ!!!!


「うっし!ここか?」


「!!!!!!!!!!!!」


「おーい…どうしたんだ?」


「う!!うううううでが!!?と…!!?

は…!!?飛んで…!!!!?」


「ん?しっしっし!うでは飛んでねェけど、

おれゴム人間だから伸びんだ!」


「……!!?ま…じ…?」


キーンコーンカーンコーン…


「やば!!!遅刻!!!!」


「ん?」


「と!とりあえず…ありがとう!

じゃあ!またどっかで!!」


たたたたっ…ガチャッ…


たたたたたっ…


(ゴム人間…?あいつ…意味わかんない…


う……!!…宇宙人…!!?


いや…まさかまさか…)


「やば…!ホームルーム始まってる…

こっそりいけば……大丈夫…」

「何してんだ?」

「きゃああああああ!!!!!」



先生「うおおおおい!!

ナナ!!!!うるせェぞ!遅刻したんなら

まだそこに立ってろ!!」



バタン!!


「さい…あく」

「ん?なんだったんだ?あんなでけェ声で」


「…あんた学校いったことないの?」

「ん?なんだ?学校って」

「あんた何歳?」

「17だ!学校ってなんだ?」


「…!?」

(学校知らない?どういうこと?

17歳で?同い年だよね?)


「学校ってなんだー?」

「…勉強するところ?」

「げェー!いきたくねェ」


「……ちょ…あのさ…いろいろ聞きたいから…

屋上で待ってて!」

「屋上?」


「…さっきのとこ…」

「よし!わかった!」

キーンコーンカーンコーン…


「早く行って!」


たたたたたっ


「ふゥ…とりあえず…いろいろ聞いとかないと…」

「ほう…誰にだ?」

「あの子に…やっぱり普通じゃないのよ」


「先生も普通じゃないお前に聞きたいことが山ほどある」

「え?こっちのほうが…!…いや…なんか、宇宙人みたいな人と
交信して……」


「おっまえは!夏休み前くらい迷惑かけずに来いよ!!」

「すんませんすんません!!」


「取りあえず…職員室にこい」


「は…い…」


(ああ、最悪)


―――――屋上


誰もいない屋上。


かくしてルフィはいずこに!?





「はァ〜〜らへったなァ〜」




屋上へ行く階段を通り過ぎて…どこ行く?ルフィ!























〜第一話終了〜

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