本棚3

□change!2
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一面に広がる花畑・・・

どこまでも埋め尽くされた様々な種類の花々・・・


色とりどりの蝶を追いかけると、小川を挟んだ向かい側でティアの両親が手招きをしていた



ーーーティア・・ティア・・、こっちにおいで・・・



ここは、天国なのだろうか・・・



確か・・頭上から植木鉢が落ちてきて私は気を失ったはず・・・



両親に会えたのが嬉しくて、嬉々とした様子でスキップをしながらティアは小川を渡ろうとするが、両親との距離は縮まなかった


小川を進んでも進んでも、両親は遠くに離れていくばかりだった


ーーー父さん・・!母さん・・!


「・・お前はあっちに戻りなさい」


突如、空間に現れた扉に吸い込まれティアの体は異空間に迷い込んだ
体がグルングルンと回転し、どんどん下に向かって落ちていくと思われたが上から差し込む光の中から、腕が伸びてきて宙を彷徨うティアの手を掴んだ




「アリー!おい・・・アリー!!」





ーーー・・え?アリーって・・・
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