本棚。

□無口少女は箱の中<めだ箱・球磨川禊>
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私は箱の中に閉じ込められた。










私の人生は所詮




籠の中の鳥と同じかしら。




























私の声は誰にも届かず、届ける気にもなれず、





















私の身体はどうしても動かず、動くことを拒む。

































嗚呼、自由って何なのだろう。




























私はただ、目の前の空間を見つめ続けた。
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