雪花の如く

□2 出会い
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「今日は一日中陽射しが心地良いある春の日となるでしょう。明日からは天気が崩れるところが多いので、布団を干すなら今日のうちが良いでしょう。ところで水瓶座のあなた、今日はとっても美味しいものに巡り合えるでしょう。」

プチッ

「美味いものってなんだよ。甘味か、甘味なのか?新たな境地の開拓か?俺はここのところ宇治銀時丼を超える美味いものに巡り合ってねぇーよ。」

「ほら、銀さん。洗濯物とか干しますからそこどいてください。せっかくの晴れなのに一日中ゴロゴロしてるなんて……まぁいつもか」

「だからお前はいつまで経ってもマダオアル。」

万事屋ではいつも通りの光景が広がっていた。

「いい加減仕事が来ないとまたエンドレス卵かけご飯の生活になりますよ。」

「んなこと言ったってよぉ、このタイミングで仕事がくるなんて都合のいいことが…

ピンポーン

って来たぁ?!」

慌てて新八が戸を引いた。
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