読み物

□二人の日常  アレク夢(ユアン視点) ほのぼの
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…それにしても。



微かな音を立ててカップを置いてから、ユアンは再び目の前のアレクと少し離れた位置にいるアオイとを見比べる。


アレクとアオイが付き合い始めたことには気付いていたけれど、こんな調子でアオイは大丈夫かな。


あまり人への関心を見せないユアンにさえ、少なからず心配が過る。
ただでさえ不器用でぶっきらぼうなアレクだが、彼女のことはしっかりと幸せにしてほしい。
ユアンにとっても大事にしているアオイだからこそ、気にせずにはいられなかった。


するとそこに、アオイがパタパタと笑顔で歩み寄ってきた。


 
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