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□三日月刀ト月夜ノ竜
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※Attention※

「もしも審神者が竜だったら」というトンデモ設定の突発的思いつき短編です。
三日月おじいちゃんと喋ってる(?)だけ。短い。
ゲーム未プレイなので口調とか色々違和感あると思いますので、それでもいいという心のお広い方のみお読み下さい。
数行下からはじまります。





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「なあ、主よ。主は、人間ではなかったのか?」



上弦の月が煌めく闇夜、一頭の漆黒が空を舞う。



グオ、というちいさな咆哮は、きっと肯定を意味しているのだろう。



「そうか…」



ひとことだけ呟いて、夜を仰ぐ。



風に吹かれてゆれる桜が美しい。



「みやびなものだな」



未だ宙でうねる、闇に同化してしまいそうなくらい純粋な黒に目を向ける。



その胴体に、刀は、己と同じ三日月をみた。



「…揃い、だな」



じじいの瞳と、同じだ。



ふっと口元をゆるめて微笑する刀に、漆黒は満足気にグオオとないた。

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