大家族

□スジュ家のクリスマス
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三つ子「じんぐるべ〜る♪じんぐるべ〜る♪」

イト「ん?何持ってるの?」

キボ「これね、ほいくえんでつくったの!」

キュ「くりすますつりーっていうんだって♪」

ウク「さんたさんがくるんだよ!」


保育園から帰って来た双子と三つ子達。ドンへとヒョクチェはリビングで遊び始めたようで、三つ子達は晩御飯を作るオンマの周りで楽しそうに保育園で教えてもらったクリスマスソングを歌っているようです♪


イト「そっかぁー・・・もうそんな季節か・・・」

ウク「そだ!さんたさんに おてがみかこう!」

キボ「うん!!」

キュ「なんてかこうかな〜♪」


そう言うと3人で紙とクレヨンを用意してリビングの大きな机にそれぞれ座って何を描こうかと思案中の三つ子達・・・


ドン「あ!うくたちなにしてるの?」

ヒョク「だれかに おてがみかくの?」

三つ子「「「さんたさんにかくの!!」」」

双子「「!!ぼくたちも かくー!!」」


こうして始まったスジュ家のちびっこ達による『サンタさんへのお手紙大作戦』
しかし・・・


三つ子「「「・・・もじが かけない・・・」」」


双子達は少しずつ文字が書けるようになってきたのでそれぞれが思いのまま手紙を書き始めましたが、まだ文字も絵も得意ではない三つ子は手が止まってしまいました。


キボ「うーん・・・どうしよう。」

キュ「さんたさん わからないよね・・・」

ウク「・・・おんまー・・・」

イト「ん?どうしたの?」

ウク「うくたち、もじがかけないから さんたさんにおてがみ かけないよ・・・」


と、文字が書けないことにショックを受けてさっきの勢いはどこえやら一気にテンションが下がった三つ子達に忙しいオンマも手を止めて手伝ってあげたい気持ちになるが、大家族の食事を作るのは大変なので手伝う余裕が無いのです。


イト「お前たち・・・」

ハン「ただいまー・・・?」


と、そこへ学期末の試験を終えていつもより早く帰宅したハンギョン。リビングの雰囲気を感じ取って不思議そうな表情を浮かべました。


イト「あぁ、ハンギョン!良い所に帰って来た♪」

ハン「ん?何してんの?ちびっこ達は。」

イト「サンタさんに手紙を書く!って張り切ったけど字が書けなくてキボマ達が落ち込んでて、手伝ってくれる?」

ハン「なんだ、そんなことか。よし!キボマ!キュヒョン!リョウガ!」

三つ子「「「はんくん?」」」

ハン「ヒョンがお手紙を書くの手伝ってあげる!」

ウク「ほんとうに!?」

キボ「やたー!!」

キュ「きゅひょなは おもちゃがほしいです!てかきたい!!」

ハン「分かったから、順番な?」

三つ子「「「はい♪」」」


さすがに絵は自分で描こうということになり、待っている間に一人づつもう一枚の紙に絵を描き始めました。
そうしているうちに、イェソンや中学生のシウォン、ソンミン、シンドンまで帰ってきてみんなでマンネ達の手紙を手伝うことになりました。


イェ「そうだ、ゆっくりなぞって書いてごらん?」

ウク「んーと・・・こう?」

シン「あ!リョウクて自分の名前を書けたじゃん!!」

イェ「上手だぞ、リョウガ♪」

ウク「やたー!!うく、おなまえかけた!」

ドン「どんへも さんたさんかいたよ♪」

ヒョク「ひょくも ほしいものかいたー!」

ソン「ヒョクは何が欲しいの?」

シウォ「サッカーボールだってさ♪」


みんなで集まってちびっこ達の面倒を見るヒョン達の姿や、手伝ってもらいながらも少しずつ成長をする双子と三つ子にオンマも料理をしながらほっこりしたようで、



イト「やっぱり、優しい子に育ったな♪」


と嬉しそうです♪
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