dream(short)

□私の愛
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梟谷学園3年“清宮 花音”




私には好きな人がいる…彼はとても可愛くて、とても知的で、そしてとてもイケメンだ。

そう!彼は2年生でありながらバレー部の副主将である。しかもイケメンときてる・・・まじでやばい!

だから私は今日も彼に愛をアピールする

 『赤葦君、今日もかっこいいね!』

赤「あ、どうも」

本当いつ見てもかっこいいわ・・・
 
 『私、赤葦君になら抱かれても良いよ!』

赤「抱きません」

今日も冷たい目線をありがとう
 
葉「花音、お前何回赤葦に振られれば気が済むの?」
 
 『え?付き合ってもらうまでだけど、何か?』
 
赤「じゃあ一生無理ですね」

 『え?分かんないよ?赤葦君私の事抱きたくなるかもだし!』
 
赤「ないですね」

 『もう〜赤葦君ってツンデレなんだね』
 
赤「花音さんにはツンしか与えてないです」
 
兎「花音〜俺にしとけよ〜」

 『え、木兎は無理』

兎「何でだよ!」

 『私、赤葦君しか愛せない!』

赤「残念ですね。俺は花音さん以外しか愛せません」

 『ダメだよ赤葦君!日本は一夫多妻制じゃないんだから!私にしときなさい!』

赤「なら花音さん以外にします」

 『え?私そんなに避けられてんの!?え?むしろ喜ぶべき!?』

赤「悲しんで下さい。そして諦めて下さい」

 『え、無理!私、赤葦君以外考えらんない!どうすりゃいいの!?』

赤「俺に聞かれても困ります。それにこれ以上面倒な人が増えるのは勘弁して欲しいですし」

花音・兎『「え?!」』

 『じゃあコイツ(木兎)のこと捨てて私のところに来て!』

兎「え!?赤葦俺のこと捨てる気か!?」
 
赤「・・・・・」

 『分かったよ、赤葦君・・・私諦める』
 
赤「そうして下さい」

 『1番目は諦める!だから愛人にして!!!』

赤「ちょっと意味が分かりません」

 『私、赤葦君になら遊ばれても良いよ!』
 
赤「迷惑ですね」

 『じゃあ私、どうすれば良いの?!』

赤「木兎さんと付き合って下さい」

 『え?略奪愛に燃える感じ!?』
 
赤「いえ、二人で幸せになって下さい」

 『え!?二人で幸せになろうですって!?』
 
赤「言ってないです。勝手に捏造しないで下さい」

 『私が他の人と結ばれても良いの!?』
 
赤「はい」

 『あんまりムチばっかりだと私他の男のところに行っちゃうよ!良いの?!』

赤「願ったり、叶ったりですね」

 『赤葦君のバカ!もう知らない!どっかに行っちゃえ』

赤「はい、もう部活に行きます」

 『また明日も来るんだから!』
 
赤「迷惑なのでもう来ないで下さい」

 『バカ!大好き!バレー頑張って!』
 
赤「はい、ありがとうございます」




葉「毎日毎日良くやるよな」
 
猿「もうこっちが聞き飽きたね」
 
小「赤葦、そろそろ素直になったら?」
 
兎「そうだぞ!アイツ以外とモテてるぞ?」
 
鷲「昨日も告白されてたしな」
 
赤「俺、花音さんイジメるの好きなんで」
 
葉「確かにあいつの反応は馬鹿で可愛いけどさ」
 
小「他の奴に取られるかもよ?良いのか?」
 
兎「冷たい赤葦君より、強くて優しい木兎君が良い!って言うかもよ!?」
 
葉「いやいや、何でも器用な木葉君が良い!って言うだろ?!」
 
赤「それは無いですね。花音さんは俺以外好きにならないので」
 
赤以外「「「「「あ〜はいはい」」」」」



  


そう・・・実は赤葦君も花音さんの事が好きで、両思いでした♪(笑)
 
 



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