私の愛する騎士様は

□五話
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皆さんご機嫌麗しゅう〜。


とか言ってる私は全然麗しくないんだけどね〜。


問題です。私は今、何をしているでしょう。


1.何かから逃げている。

2.カービィを探している。

3.卿を探している。


答えは〜?


全部で〜す。


とか言ってる場合じゃないね〜。


「誰か助けてーーー!!焼かれるーーー!!」


現在、変な火を噴く魔獣から全力で逃げている私。


デデデのやつ・・・いつか仕返ししてやる!


やられたらやり返す・・・倍返しだ!


そう心に誓い、ひたすら戦える人を探す。


すると、前方に卿の姿が。


「きょ〜う〜!!助けてーーー!!」


「騒がしいな、どうした・・・あれは!」


こちらを見た卿は顔色を変え(仮面で見えないけど)、すぐにギャラクシアを抜いた。


「万生!ここは私に任せて逃げろ!そしてソードとブレイドにカービィ達を守るように伝えるんだ!」


切羽詰まった卿の声に私は頷くことしかできず、ただひたすら走ってソードとブレイドを探した。


そんなに・・・危険な相手なのかな。


まだアニカビを観たばかりの私にはこの事件のことは分からない。


ただただ、真剣な卿の顔に不安を隠せなかった。


「ソード〜!ブレイド〜!・・・はあ、はあ。」


息切れがする。


こんなことならもっと体力をつけておくんだった。


「ソーd「万生殿!」ソード!ブレイド!カービィ達も!」


いつもの三騎士の部屋の前に全員集合していた。


「万生殿!卿を見ませんでしたか!?」


焦ったように言うブレイド。


「卿は今火を噴く魔獣と戦ってる!」


「!?なら、我々も行かなくては!」


ソードは急いで卿の所に行こうとした。


でも、私は・・・助けてもらった卿のためにも、きちんと伝言をつたえなきゃ!


「駄目!卿に言われたの!ソードとブレイドはカービィ達を守れって!」


私は必死に伝えた。


「ですが!」


尚も行こうとするソードとブレイド。


でも私は止めなきゃ!


「二人の気持ちは分かるけど、私にだって守らなきゃいけない約束があるの!これは卿の命令だよ!二人は卿に逆らうの!?」


そう言うと、二人は黙ってしばし考え込んだ。


そして、
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