葬儀屋夢物語

□笑顔
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「ススカ、ちょっと買出しに行ってくれないかい?」



「わかったわ 何を買えばいいの?」



アンダーテイカーは今日仕事で出かけるので、ススカに買出しを頼んだ



「料理の材料を適当に買ってきておくれ〜 もう冷蔵庫がスッカラカンだからね〜」



「うん、わかった アンダーテイカーはどこまで行くの?」



「ちょっと離れた所だから、夕方くらいには戻るよ〜」



「そう、早めに帰ってきてね? 暗くなるとこの辺最近物騒だから…」



「ヒッヒッヒ・・・ 心配してくれるのかい? 大丈夫だよ小生は。 ススカの方こそ気をつけるんだよ?」



「うん… じゃあ行ってくるね」



「あぁ 頼んだよ〜」



パタン…



「さぁ 小生も行こうかねぇ〜」



アンダーテイカーもしばらくして店を出た



街は活気に溢れていたワイワイと商売人達の声が飛び交っている



「今日は市場に来てみたけど… すごいな…」




ススカはとりあえず野菜を買おうと八百屋に向かう



すると店の人に声をかけられえる



「そこのかわいいお譲ちゃん! どうだい? このジャガイモ安くてうまいよ!」



「えっ………っと」



いきなり呼び止められてオロオロするススカ



「どうだい!?」



「じゃあ… 一袋…」



「まいどっ!」





「いきなり荷物増えちゃったな…」



断る術を思いつかなかったススカは買ってしまったずっしりとしたジャガイモを見る



(早く買い物すませちゃお…)



そう思い、休憩していた足を動かす
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